Liquor License Support Blog

一般酒類小売業免許や通信販売酒類小売業免許、輸出入酒類卸売業免許など、お酒の免許について。

酒類販売の媒介業って?

酒販免許の種類に、酒類販売媒介業免許というものがあります。
 
あまり馴染みのない免許なんですが。
 
 
さて酒類販売媒介業とは一体どういうものなのでしょう。
それは次のような定義があります。
 
★酒類販売媒介業
 他人間の酒類の売買取引を継続的に媒介する事を言い、営利を目的とするかどうかは問わない。
 
とされています。
 
  • 「媒介」というのは、取引の相手方を紹介したり、意思を伝達したり、取引内容の折衝をしたりというように、取引が成立するように行うことをいいます。
 
 
媒介をするだけなら、免許取得は簡単そうな気もしますよね?
 
いえいえ、とんでもない(苦笑)
簡単そうに思われるかもしれませんが、これがなかなかのものです。
 
酒類販売媒介業免許の取得は、非常に厳しいものがあります。
 
それは、経歴や経営能力のことです。
 
まず、
申請者は、経験その他から判断し、適正に酒類の媒介業を経営するに十分な知識及び能力を有すると認められる者(いわゆる個人のこと)又はこれらの者が主体となって組織する法人である事が必要です。
 
 
では次に、【経営するに十分な知識及び能力を有すると認められる者】とはどういう事なのでしょうか。
 
1 酒類の製造業又は販売業(薬用酒だけの販売業を除く。)の業務に直接従事した期間が引き続き10年(これらの事業の経営者として直接業務に従事した者にあっては5年)以上である者
 
2 過去において酒類の媒介業を相当期間経営したことがある者
 
3 酒類の副産物、原料、醸造機械等の販売業の業務に直接従事した期間が引き続き10年以上である者
 
4 酒類の醸造技術の指導等の経験を5年以上有している者
 
これらのどれかに該当する経歴があって、且つ、“酒類の製造技術又は酒質の判定能力等酒類に関する知識及び記帳能力等が十分で独立して営業ができるものと認められる者”でなければいけません。
 
 
これだけを見ても、お酒などの業界に相当長くいた人でないと難しそうな感じがしてきませんか?
 
 
しかもまだ続きがあります。
 
 
取扱能力。 
 
“申請者の年平均の取扱見込数量は240kl以上であることが確実であり、継続して媒介業を行う見込みがあると認められる。”
 
 
取扱見込数量が、240kl以上です。
 
 
ビールの大瓶はおよそ、630ミリリットルとして計算します。
 
“240キロリットル = 240 000 000 ミリリットル”
 
つまり、240キロリットルということは、ビールの大瓶にしておよそ381,000本・・・・・。
 
 
ということは、
38万本です!
 
酒類販売媒介業免許を取ろうとするならば、
ビールの大瓶であれば(換算して)、1年間で38万本以上、しかも継続的に取り扱う見込が立たないとその時点で無理なんですね。
 
  
しかし、これほどの大規模な要件があるとなると、簡単に取り扱えるような量ではありません。
 
 
 そんなこともあってか、私も媒介業免許の申請をコンサルしたことは未だありません^^;